コエンザイムQ10は脂質と一緒に摂るとよい?

人間が活動するために必要な「エネルギー」を生みだす時、その潤滑油として働いてくれるコエンザイムQ10。
体の中で合成される成分なのですが、年齢と共に減少していきます。
そこで、サプリメントや食品からコエンザイムQ10を摂取しようとするわけですが、残念ながらその吸収率は高いとはいえません。

そこでキーとなるのが「脂質」です。
コエンザイムQ10は脂質と一緒に摂取する事で吸収率が上がると考えられています。
つまり、油分を含んだ食事のあとの摂取が効果的です。
今回は、コエンザイムQ10と脂質について、みなさんにご紹介させて頂きます。

コエンザイムQ10が体内に取り込まれる仕組み

コエンザイムQ10と脂質を一緒に摂取すると吸収率が高くなる。
その根拠はコエンザイムQ10が持つ「脂溶性」という特徴にあります。

脂溶性とは、読んで字のごとく「脂肪分(油分)に溶ける性質」です。
人間の血液は水と油で例えるなら水になります。
つまり、コエンザイムQ10は、血液の中に浮いた状態で体内を駆け巡っているのです。

コエンザイムQ10を、可能な限り吸収されやすい形で体の中に取り込みたいと考えた時、食べ物が血液の中に入っていく仕組みを知っておくと理解が深まります。
通常、口から摂取した食物は、胃と腸で分解され、主に小腸から吸収されます。
そこから、いきなり血管の中に入るわけではありません。
一度リンパ液の中に取り入れられ、リンパ液を経由して血管の中に排出されます。
リンパ液は、古くなった細胞や白血球・赤血球のかけらなどの老廃物や、胃や腸でで吸収された脂肪を血管の中に運ぶ働きをしています。
ここで注目なのは「脂肪を血管の中に運ぶ働き」ですね。

つまり、脂質と一緒にコエンザイムQ10を摂取することによって、脂質と溶け合った状態でリンパ液に入り、脂肪と一緒に血管の中に運ばれ易くなるわけです。
さらに、脂肪に溶け込んだ状態ならば、通常よりも血管の中で作用しやすい状態になっていると考えられており、血液に溶け込まず肝臓まで運ばれるコエンザイムQ10だけではなく、毛細血管から細胞の酵素に作用する確率が高くなります。

脂質と一緒に摂取して、細胞から元気になりましょう!

脂質と一緒に摂取する事で、低い吸収率を少しでもアップさせる事が出来れば、そのまま摂取するよりも多くの細胞を活性化する事ができそうです。
せっかくのコエンザイムQ10ですから、食べ合わせを考慮して、効率よく摂取するように工夫してみましょう。