コエンザイムQ10と心臓病

健康食品として人気の高いコエンザイムQ10。
アンチエイジングや美容効果について、多くのメディアや書籍で紹介されています。
そのコエンザイムQ10が、心臓病の予防にも効果を発揮するかもしれません。
心筋梗塞、狭心症、心不全、見逃すことが出来ない心臓の病気予防にどのように影響するのか。
今回は、コエンザイムQ10と心臓病の関係について、皆様にご紹介させていただきます。

心臓の調子が悪くなる要因の一つ

コエンザイムQ10の減少が、心臓病になる確率を上げている可能性が見つかっています。

心筋梗塞や狭心症を「虚血性心疾患」といいます。
簡単に説明しますと、心臓内の血液が不足している状態です。
心臓の筋肉に血液を供給する冠動脈が、血管のトラブルによって狭くなり、痙攣等の症状を起こすことが原因と考えられています。

冠動脈から提供される血液には、酸素が含まれており、その酸素と細胞内部の酵素がビタミンを燃料としてエネルギーを作り出します。
それは心臓がバクバクと動くためのエネルギーです。
人間の体において、コエンザイムQ10が一番多く存在しているのが心臓であることがわかっており、心臓が元気に動き続けるためのエネルギー生成に大きく関わっています。
コエンザイムQ10が潤沢にある状態であれば、冠動脈の異常により、供給酸素量が少なくなり始めたとしても、補酵素としての効果によって、エネルギー生成をサポートすることが出来ます。
つまり、虚血性心疾患の症状を緩和してくれる可能性があるのです。

しかし、心臓内部のコエンザイムQ10が減少してしまっていると、冠動脈の状態や血管の状態がダイレクトにエネルギー生成効率に影響します。
補酵素としてのサポート機能が低下してしまっているからに他なりません。
これが、心臓をいつまでも強く若々しくするために、コエンザイムQ10は重要なポジションにいると考えられている要因です。

体の調子が悪いのはコエンザイムQ10不足かもしれません

実は、心臓だけではありません。
コエンザイムQ10は、人間を構成する細胞全てに分布しています。
腎臓や肝臓、肺の調子が悪くなった時、それぞれのコエンザイムQ10量が少なくなっている可能性があるのです。
研究者によると、人間の体の何処かに異常が見つかった場合、高確率でその部位のコエンザイムQ10が減少しているとの事。

コエンザイムQ10は疲労回復やアンチエイジングだけではなさそうです。
毎日摂取することで受けられる恩恵は、現在の科学で解明されている事柄よりも多いのかも知れません。