コエンザイムQ10が脂溶性ってどういうこと

コエンザイムQ10が語られるとき、「脂溶性」という単語が必ずといってよいほど出てきます。
この「脂溶性」とはどういう意味なのでしょうか?
その特徴はどのようなものなのでしょうか?
今回は、コエンザイムQ10の脂溶性について、皆さんにご紹介させていただきます。

脂溶性とは油に溶けやすいということ

脂溶性の物質は水とは相性が悪く、水に溶けこむことはありません。
まさに、水と油といった関係です。

脂溶性だと何が良くて、何がダメなのか。
その答えは、人間の血液にあります。
脂溶性の栄養素は、血液に溶け込み難い性質を持っています。
血液の中に排出された栄養素は、そのほとんどが溶けずに体の中をめぐります。

ビタミンB群を例に取りましょう。
ビタミンB群は、人間の細胞を活性化させるために必須の栄養素です。
「人間の細胞」と一口に言っても多岐に渡り、髪や肌、筋肉や骨、内臓や血管もそうです。
髪や肌、筋肉や骨、血管などの細胞に働いて欲しい場合、血液に溶け込んでいれば毛細血管から栄養素が取り入れられて活用されます。
しかし、血液に溶け込んでいない場合は、体中を巡るだけでなかなか有効活用されません。
よって、ビタミンB群については、血液に溶け込む特性を持った物が好まれるわけですね。
このように、栄養素によっては、すぐに血液に溶け込んだほうが良い物もありますし、溶けこんで欲しくない物もあります。

ではコエンザイムQ10はダメなの?

脂溶性のコエンザイムQ10は、体に吸収されずに血管の中を巡るだけなのでしょうか?
実は、そうではありません。
コエンザイムQ10は「肝臓」で威力を発揮してくれます。
血液は、等しく肝臓で濾過されます。
肝臓は、血液の中にある栄養素を分解し、必要なものと不必要なものを分別します。
この時、肝臓では「活性酸素」と呼ばれる毒素が必ず発生しています。
活性酸素は、肝臓の働きの副産物です。
この活性酸素は、最終的には体外に排出されるものなのですが、排出される道のりの中で、健康な細胞にダメージを与える有害物質として知られています。
コエンザイムQ10の抗酸化作用は、その活性酸素の働きを抑止する効果があり、細胞へのダメージを軽減してくれるのです。

コエンザイムQ10は血液には絶対に溶けないの?

この答えは「No」です。
コエンザイムQ10をある程度、血液に溶けこませることは可能です。
「脂溶性」とは油分に溶け込む特性を保った性質です。
つまり、油分と一緒に摂取すれば、体内に取り込まれやすい形で血液の中を流れるということになります。

油分と聞けば、あまり良い印象を持たない方もいらっしゃるかと思いますが、人間の体に適度な油分は必要です。
オリーブオイル等を利用した料理と一緒に摂取するなど、効率を考えた食べ合わせも効果的です。

肝臓まで届くコエンザイムQ10と毛細血管から活用されるコエンザイムQ10。
脂溶性という特徴があるからこそ、効果的な摂取方法ができそうですね。

【参考】
コエンザイムの吸収率:http://coq10-supplement.com/kyuuusyuuritu.html